top of page

発声法によって歌レッスンの順番を決める



“ラフェット 2024〜ヴォアクレール演奏会”が11月23日(土祝)に決まり、歌レッスンの順番をどうするかが大切になってきました。


趣味で歌を習っている方にとっては、大きく分けて二種類の発声法があります。

オペラや歌曲などを歌うとき、ひいては合唱の大半もそうですが、声楽ならではの、普段の自分とはまったく異なる身体を作る感覚の発声。

声楽の声、と呼んでいます。

ポップミュージック、歌謡曲などそのほかたくさんありますが、クラシック以外を歌うときの、普段の自分の声を鍛え上げる感覚の発声法。

ポップスの声、と呼んでいます。


「ポップスの声」は、地声をコントロールできることと、それと胸声、頭声、裏声などとの切り替えが、重要なポイント。

そして響きのある声になる訓練(才能?)が必要だと思います。


「声楽の声」は、正しく習ってみて初めて出会う声であり、独学、自己流でできるのは天才だけです。

それくらい、身体的な面で一般的に声だと思っているものとの隔たりがあります。



歌のレッスンでは、どちらの声を使うジャンルの音楽でも、共通する基礎訓練や基礎知識があり、それらは大切なメニューです。

ですが、演奏会が近づいてきて自分の演目が決まると、普段よりももっと発声の違いが重要になります。

ですから、オペラアリアや歌曲をソロで歌うことがメイン演目となる人が、ポップスの演目にも出演する場合、レッスンの順番を工夫しなくてはなりません。


かならず声楽が先です。

ポップスのレッスンを受けてそれがしっかりしたものであればあるほど、その後に声楽を歌うことは発声の面ではほとんど出来ないでしょう。

逆でも、ポップスのレッスンで声楽のような感じのする声になってしまい困ることはありますが、こちらの方がはるかにマシです。



用事や健康面などの都合だけでレッスン時間を決めることは、今の時期は難しい。

最優先は発声の種類なのです。




Comments


最新記事
アーカイブ
タグから検索
bottom of page