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中学生の合唱のために


音の華コンサート、終わりました。

生徒さんはほとんど全員に近い方々がいらしてくださり、ありがとうございました。


コンサート終了後すぐにたくさんの投稿をするのは大変なので、今週のポッドキャストやブログなどはすべて、コンサート開催日よりも前に予約投稿しています。

今日のこのホームページのブログでは、コンサートで歌った一曲について、舞台でお話しした(はずの)解説文を書いてみたいと思います。



今回のコンサートの第1部二曲目は、チェコの代表的な作曲家であるスメタナの作品から『モルダウの流れ』を歌いました。


スメタナは、交響詩『わが祖国』の第2曲でヴルタヴァ川の流れを描写しています。


作曲された1800年代後半はオーストリア=ハンガリー帝国の一部だったので、曲名はチェコ語のヴルタヴァだけでなく、ドイツ語のモルダウとして知られています。


最後には北海へと注ぐ大河を描いたこのオーケストラの曲は、スメタナの作品の中でも最も有名で、最初のテーマが歌曲や合唱曲に編曲されて歌われています。


この歌は音の華では三回目となります。


私がそれほど好きだということもあるのですが、今回選んだのは、この曲によって私に大きな影響を与えてくれた中学校の音楽の先生をしている友人が、今回来てくれたからです。


このモルダウは、中学の音楽の授業で必ず合唱する曲でした。

彼女はヨーロッパ旅行が大好きで、まだお互いに20代だった頃に、この先生は「生徒達に本物を見せて、聞かせてあげたい。合唱への気持ちが変わるはず」と、カメラと録音機を持ってモルダウを実体験しに行きました。

当時はまだスマホありませんからね。


他にも、彼女の生徒さんに対する真摯な気持ち、音楽を教えるという職業への愛情には、学ぶものがたくさんありました。

「こんな先生に習う生徒たちはどんなに幸せだろう!」と、私もそうなりたいと思ったのです。


雄大な河の流れを、音の華では野上彰さんの作詞による日本語歌詞で、茜さんとの二重唱で歌いました。


 

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