家族での演奏
“ラフェット〜ヴォアクレール演奏会”で、毎回私がとても楽しみにしている演目のひとつが、ご家族での演奏。
これまで一番多かったのは、どの音楽教室でも同じだと思いますが、お母さんとお子さんの連弾。
一般的には子どもが生徒の場合が多いようですが、ヴォアクレールではお母さんと二人とも生徒であることの方が多かったです。
子どもは「お母さんと何かを一緒にする」ことは当たり前のことだと思っているので、当然のような感覚で安心して弾いています。
ですがお母さんの方は、子どもと一緒に演奏の舞台に立てるということはとても幸せに思われて、皆さん感無量といった面持ち。
時にはそれがお父さんでしたり、おじいちゃんおばあちゃん、おじさんおばさんのこともあります。
そしてヴォアクレールでとても人気なのが、とある家族バンド。
お母さんは子どもの時から私の生徒で、ポピュラーやジャズ系の方のピアノ講師の資格を取られた方。
お父さんは趣味でドラムをされる方。
そして小学生の娘が、今の生徒さんです。
この三人の家族バンド、今秋もみんな楽しみにしています。
今回指導を楽しみたいと特に思っているのが、ご夫妻での演奏。
お二人とも生徒さんで、奥様は主にクラシックピアノを、ダンナ様は主に歌を習ってくれています。
今回は日本歌曲の名曲を、歌とピアノで演奏してくださいます。
この場合は、まずはしばらく別々にレッスンします。
それぞれの基礎の部分をしっかり整えてから、ある程度出来上がったものをお二人で合わせるレッスンをします。
指導方法に少し工夫が必要な、やりがいのある演目です。
他にも、ゲストに友人音楽家の家族が何組か出演してくれるそうなので、とても彩り豊かなプログラムになりそう。
今から本当に楽しみです。
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